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Match Preview

  • 4/7 新潟戦
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3連戦ラストマッチ。アウェイの連続で日程はハードだが、全員でコンパクトな守備を心掛けて、勝点3を目指す

雨中の激闘となった前節の柏レイソル戦から中3日。セレッソ大阪は、再び敵地に乗り込み、アルビレックス新潟との明治安田J1リーグ第7節に挑む。
 
アウェイ連戦ということもあり、今節へ向けては帰阪せず関東近郊で準備を重ねたセレッソ。90分を通して強度も高く、攻守の切り替えが激しいスピーディーな展開だった前節を受けて、まずは心身の疲労回復に主眼を置いて調整を行った。今節を前に指揮官は「大きな問題はなく、心身ともにリフレッシュを図ることができた。短時間ではあるのですが、やるべきことも整理して試合に臨める、素晴らしい準備ができた3日間でした」と振り返る。リーグ3連戦の3戦目となる今節も、前節と同様、チーム一丸で戦っていきたい。前節は交代枠を早めに使い切り、主力の負担軽減も図りつつ、北野颯太、柴山昌也、山田寛人ら途中出場の選手がチャンスを作り何度もゴールに迫った。外国籍選手の脅威に加え、そうした若手選手たちもチームを活性化することで、連戦のラストを乗り越えたい。


試合を展望すると、プレスの強度が高く、コンパクトな堅い守備から速い攻撃を仕掛けてきた柏に対し、新潟はパスの本数も多く、しっかりとボールを握りながら前線でのコンビネーションも織り交ぜて崩してくる。そうした特長の異なる相手に対し、セレッソとしては、今節は守備でいかにコンパクトさを保ちながら、組織的にボールを奪えるかが焦点となる。新潟のアタッカー陣に時間とスペースを与えないよう、「チームとして(前節からの)意思統一をした守備」(舩木翔)を心掛けたい。その上で、今季、取り組んでいるビルドアップとカウンター、サイドと中をうまく使い分けつつ、ゴールを目指したい。前節は前後半を通じてクロスにあと一歩、というシーンも散見されただけに、今節はラストパスとフィニッシュの精度を高め、しっかりと合わせていきたい。
 

アウェイでの新潟戦といえば、昨季はシーズン最終節に行われたが、奮闘むなしく0-1で敗れ、順位も9位に下げてフィニッシュした。ただし、この試合後の会見で小菊昭雄監督は、「課題を早めに全員で共有できたことはプラスだと思っています。来季はセレッソ大阪30周年の記念すべき年でもあります。しっかりと準備をして、自分たちの目標に向けてやっていきたい」と力強く述べた。迎えた今季は、まさにこの言葉通り、昨季終盤に課題として挙がった攻撃面での修正も施して、開幕からの6試合全てで先制点を奪うことに成功している。雨が降りしきる悪天候の中で行われた昨季最終節とは異なり、今節は天気も良好の中での試合が予想されている。新潟での桜の開花も近づいている中、開幕からの負けなしを7に伸ばす勝点3を掴み取り、大阪へ戻りたい。

試合前日コメント

小菊 昭雄監督


Q:中3日のアウェイ連戦ですが、今節へ向けた準備状況について
「アウェイ連戦ということで、難しいスケジュールでしたが、クラブのサポートも受けて、関東に残って移動の負担を少なくして、準備に集中できる環境を整えていただきました。心身ともにリフレッシュを図ることができました。短時間ではあるのですが、新潟のストロングとウィーク、我々のやるべきことも整理して試合に臨める、素晴らしい準備ができた3日間でした」

Q:対新潟という部分では、昨年は開幕戦と最終節に当たり、1分1敗。良い時間帯もありながら、相手の攻撃に苦しめられた印象も残っているが、今節、勝つために必要なことは?
「新潟はボール保持に特長があるチームです。その中で、我々が一番大事にしないといけないことは、特に守備でゲームをコントロールすること。そこができるかどうかが大きなポイントになります。バラバラになって時間とスペースを与えてしまうと、彼らの特長が出る試合になる。いかにコンパクトに、我々が90分、強度の高い守備をチーム全員で全うできるか。我慢強くやり続けることができるか。そこが大切になると思います」

キム ジンヒョン選手


Q:前節の柏レイソル戦は、チャンスもピンチもありながら、最終的に1-1で終わったが、勝点1という結果をどう受け止めていますか?
「前半30分までは苦しい試合でしたが、先に点も取れた中で、すぐに失点したことは残念でした。アウェイで勝点1を取ったことは、今までなら少しは嬉しかったですが、優勝を目指す上で4連勝して勢いを付けたかったので、勝点1はチームとしては残念な結果だったと思います」

Q:その意味では、アウェイ連戦となる今節ですが、勝点1で満足するのではなく、勝点3をしっかり取ることが重要?
「そうですね。いま6試合負けなしですが、勝点3を重ねていかないと、優勝争いはできないと思っています。アウェイの連戦でも、勝点3を取って終えたいです。前節、勝点1に終わった分、明日は必ず勝点3を取りたいです」


Q:今季は守備でも前から奪うことを目指している分、ディフェンスラインも高めに設定しています。前節も、相手はCBとGKの間に長いボールを入れてきました。今季はそういうシーンも多いですが、ジンヒョン選手も背後のボールに対しては、かなり神経を使っていますか?
「確かに柏も僕たちをスカウティングしてきて、僕たちのラインが高いことも把握して試合に臨んできたと思います。長いボールを入れることで、攻撃の流れを作ってきましたが、僕たちとしても、それを恐れてラインを下げるのではなく、監督が求めるサッカーを目指すことが大事です。そこでいいパフォーマンスを発揮するのが選手の役目。お互いコミュニケーションを取って、いいカバーができれば、しっかり守れると思います」

Q:ボール保持に特長がある新潟に対し、明日の試合で大事なことについて、小菊監督は「守備でゲームをコントロールすること。いかにコンパクトに90分、強度の高い守備を全員で全うできるか」と話していました。相手にスペースを与えないことが重要になりそうですね。
「連戦でもちろん疲れはあるかもしれないですが、なるべくいつも通り、全体をコンパクトに前から守備をしたいです。新潟は昨年もJ1で一番ボール保持率の高いチームでした。コンパクトに守らないと、簡単にはがされてしまう。しっかり全員でコンパクトに守って、強度の高いプレスをかけたいです。そこで奪えばショートカウンターから点も取れます。全体的にバランスの良い守備を心掛けないと、新潟は組織的に崩してきます。そこは明日しっかり意識したいです」

試合情報

2024明治安田J1リーグ 第7節 vs.アルビレックス新潟 14:00キックオフ @デンカビッグスワンスタジアム

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