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Match Review

  • 4/3 柏戦
  • メディア

レオ セアラの今季3点目で先制も、追いつかれてドロー。雨中の激闘で勝点1を分け合う


 試合データ(選手・監督コメント/スタッツ)

https://www.cerezo.jp/matches/result/2024040301/


前節の湘南ベルマーレ戦から中3日。今季初の連戦となった今節、セレッソ大阪は、柏レイソルのホームに乗り込み、明治安田J1第6節に挑んだ。先発は前節から1人変更。ルーカス フェルナンデスに代わり、ジョルディ クルークスが右ウィングに入った。ベンチには山田寛人が今季初めてメンバー入りを果たした。

 

柏のホームゲーム独特の雰囲気がスタジアムを包む中、セレッソは序盤から相手の勢いに押される展開が続く。5分、相手DFラインのフィードから前線で収められ、ピンチを招くも、ここはGKキム ジンヒョンが体を張って阻止。前節の勝利の立役者が、この試合でも早速チームを救った。その後も柏のハイプレスの前にボールを運べず自陣でのプレーを余儀なくされたが、14分、登里享平が左サイドのスペースへロングパスを送ると、走り込んだカピシャーバがスピードを生かしてマークを振り切り中へクロス。飛び込んだレオ セアラが相手DFに倒されてPKを獲得すると、19分、これを自ら決めて、セレッソが先制に成功した。苦しい展開ながらも相手の矢印を裏返す、登里の機転の利いたパスで先手を取ったセレッソだが、2分後、すぐに追いつかれてしまう。自陣で何度かミスが続いてボールを失うと、20年にはセレッソ大阪U-23でもプレーして活躍した島村拓弥にドリブルで運ばれ、最後は柏の10番マテウス サヴィオに決められた。その後も勢いづく柏に対し、守勢に回ったセレッソだが、30分を過ぎたあたりからはボールを持って反撃開始。34分、42分とクルークスのサイドから好機も作ったが、最後は仕留めることができず、前半は1-1で折り返した。

 




後半も立ち上がりから攻勢に出る柏の前に、守備でしのぐ時間が続いたセレッソだが、小菊昭雄監督が早めに動くことで戦況を変えていく。57分、奥埜博亮とヴィトール ブエノに代えて北野颯太と柴山昌也、67分には、カピシャーバに代えて山田寛人を投入すると、61分、登里のパスを受けた柴山がドリブルからシュート。68分にも、登里のパスに抜け出した山田が左サイドからクロス。DFのクリアを拾った北野が果敢にシュートを放ち、ゴールに迫った。その2分前、66分には左サイドを崩され、ピンチも招いたが、キム ジンヒョンが懸命に手に当てて失点は防いだ。

 

ここから終盤にかけて、試合はオープンな展開となる。セレッソはピンチもあったが、好機も作ると、80分、舩木翔の縦パスをスイッチに北野、山田とつなぎ、最後は山田が絶妙なクロスを送ったが、中のセアラとはわずかに合わず。88分にもビッグチャンス。毎熊晟矢が登里とともに中に入ってパスをつなぎ、真ん中を破って左サイドへ展開。上門知樹、山田とつなぎ、山田のクロスにファーで柴山が折り返すと、中で受けた北野が反転シュートを狙ったが、相手DFに防がれた。形は作るもあと1点が遠かった今節のセレッソ。ただし、柏の鋭い攻撃にも最後まで体を張って守り、勝ち越しゴールは許さず。試合は高い強度を保ったまま両チームが全力を出し尽くし、1-1で終了した。

 



試合後、「相手の一番のストロングである速いカウンターを何度も受けてしまった。ボールの失い方、ポジショニングも含めて、そこは見直していきたい」と反省の言葉も述べた小菊監督だが、「攻撃での狙いが前半30分以降はたくさん出たゲーム。ファイナルゾーンにもたくさん意図的に進入できた。途中出場の選手たちもいいプレーを見せてくれた」と収穫も強調。勝ち切れなかった悔しさは抱えつつ、難しい敵地で勝点1を獲得したことを今後につなげていきたい。次節は再び中3日で、アルビレックス新潟とのアウェイゲーム。心身のリカバリーを果たし、昨シーズン最終節の借りを返すべく挑む。


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